好きですね、こんなタイトル。
歩けない、何もできない週末、ひたすら読書しました。
まずは、小川洋子著の「猫を抱いて象と泳ぐ」
チェスの世界チャンピオン ロシアのアレクサンドラ・アリョーヒンに喩えられた、"リトル・アリョーヒン"と言う一風変わったチェスの名手の少年のお話。
読み始めの象のお話が後々まで影響しているんだよね。
インディア（象→ビショップ）、マスター、ポーン（猫→作り物）、ミイラ＆鳩（架空の人物→少女）、老婆令嬢、婦長さん。　登場人物もみんな暖かくて結構好きかも？
マスターが語りかける、「慌てるな、坊や」のセリフ、森山周一郎のようなハードボイル的ではないけど、ジーンときますね、これも結構好き。
「大きくなること、それは悲劇である」ってことが物語の核になっていますね。

続いて二冊目は、沼田まほかる著の「９月が永遠に続けば」
久々のサスペンスです。
こちらは、まぁ、基本的に悪人は登場しないけど、どうも主人公の佐知子に共感できません。
基本的には息子の失踪から始まる話なんだけど、その時点では、失踪なのか、事件に巻き込まれたのか、事故なのか分からないのに、なーんか失踪って感じで進んで行くんだよね。
そして、息子を心配して探しているのか、自分の興味・好奇心で探しているのか良くわからない。
サスペンスにありがちな登場人物のかかわり具合も？？でした。
息子の失踪原因も？？でした。
あえて？？を多くしているのかなぁ...
まぁ、当分サスペンスはいいやぁ！

最近お伺いできずに申し訳ございません。
１月最終の金曜日より足が痛くて満足に歩けません。
えー、満足に歩けないのが理由ではなく、痛みに勝てません。
生来、痛みには弱いタイプで、注射や採血は大の苦手。
金属製のドアノブを触るのも躊躇してしまうタイプです。
今抱えている痛みは、魚で喩えるとピラルククラスです。（なんのこちゃっ？）
ちなみに注射・採血は・ドアノブはブルーギルクラス。（？？）

社内ではこの痛みの原因は痛風だ！って決めつけられています。
ずーっと否定してきましたが、ちょっと弱気になっています。
ですから、マスター、大将、親方！　ビールではなく美味しいワインを用意してください。
近いうちに必ずお邪魔しますので。

地ビールは特にダメみたい...

今日、５～６秒ほど逡巡しました。
明日の第４１回森町ロードレース大会の前日エントリーに行ってきました。
前日エントリーに行くってことは、吹っ切れていたと思っていたのに...
引き換えハガキを受付に渡し、ゼッケンやら参加賞やらを受け取り、担当の学生さんからは明日は頑張ってくださいの一言をいただく。
返事も何もできないまま、沈黙の５～６秒。
すみません、棄権します。（あまりにも唐突に言ってしました）
学生さんも唖然。
ゼッケンについている計測器を回収してもらい、気持～ち、本来の痛みよりも大げさに右足を引きずりながら受付会場を後にしました。
学生さん気付いてくれたかなぁ？

っというわけで、人生初の棄権です。
小学校６年生の最後の遠足も足を捻挫して参加できませんでした。
その時と同じくらい寂しいです。
いゃ、それは大げさ！　小学生最後の遠足に参加できなかったことの方が遥かに寂しい！
ってことでこの棄権は軽く考えることにします。
ま、ちょっと覚悟はしていましたのでね。