出世魚
稚魚から成魚まで、成長に応じて異なる名前で呼ばれる魚のこと。
縁起の良い魚とされ、祝いの席などに好んで使われている。
鰤や鱸、ボラなどが代表各。
鰤の場合は15cmまでをワカシと言い、以降40cmまでをイナダ、60cmまでをワラサと呼ぶ。
ブリと呼ぶのは90cm前後から。
鱸もセイゴから始まり、フッコ、スズキと名を変えます。
昔は元服の折にそれまでの幼名を改めて元服名を名乗った。
まぁ、これは公家や武家などの一部階級の儀式でもありましたが...
慶事には違いがありませんね。
えー、この3連休久しぶりにゆっくりしました。
この時間を使い、かねてから読め読めと勧められていた、イシガミ文庫内にある"孤宿の人"上下巻を読みました。
掻い摘むと、江戸幕府第11代将軍 徳川家斉の時代のお話。
その時代の四国にある小藩のお家騒動に近いお話。
雷獣やら加賀様やらの目に見えない恐怖に怯える庶民のお話。
正義漢に溢れる引手(現代の警察官?)の奮闘記的なお話。
匙家(お家に使える医師)と疫病のお話。
やさしいお兄さんのお話。
色恋沙汰、任侠沙汰のお話。
天涯孤独な一人の少女のお話。
これら全てが複雑に絡み合うお話です。
ヤマ場が幾つもあり、涙腺の緩んでいる人には堪えどころの多いお話です。
私も、阿呆の"ほう"が、自分の進む道・方向が分かる"ほう"になり、最後には大切な存在である宝の"ほう"になった場面では、うっ!ってなっちゃいました。
読書の秋。悪くないですね!
2011年10月11日 更新 | デイム あーち「遊び」