富士山って怒りんぼさんなのね
むか~し、むかし、おらのじっ様が子供の頃のさらにむか~しの話じゃて。
今では日本の山河の象徴ともいえる富士山じゃが、その昔には女の神様(浅間さま)が宿った気性の荒い山であったそうな。
その富士山と相対する形で男の神様(権現さま)が宿る八ヶ岳が、そりゃー立派な雄姿を誇っていたそうなぁ。
この二人の神様は日頃から競い合い、あまり仲の良い神様ではなったとなぁ。
ある晴れた日、お互いが顔を突き合わせ、こういったそうなぁ。
富 「私こそが、日本一の高さを誇る山なのよ!」
八 「何をぬかすかぁ!、儂が日本一の山じゃわぁ!」
またまた、何時もの喧嘩が始まりました。
しかし、この喧嘩納まる気配がいっこうにありません。
麓の村に住む人々や、山に住む動植物も困ったもんだと頭を抱えてしまったそうなぁ。
見かねた、御岳山に宿る神(阿弥陀如来さま)が、仲裁にはいり、どちらが日本一高い山かを正式に決めることとなりました。
双方の顔がよく見える、ある晴れた日に、御岳山が双方の山頂から山頂へと続く長い樋を作り、中間地点に水を流したそうぁ。
するとどうでしょう、水は富士山のほうへ流れていきました。
勝ったのは、八ヶ岳。
八ヶ岳はワッハハっと大喜び。
気の強い富士山は、腹の虫が納まらんかったそうじゃ。
何を思ったのか富士山は、八ヶ岳の頭を"ポカリ"っと叩いてしまったそうなぁ。
すると、なんということか八ヶ岳の頭は八つ割れて背も縮んでしまったそうなぁ。
この時から富士山は日本一の山になり、不思議と気性の荒さも治り、その優雅で美しい姿を現代まで称え続けて入るそうなぁ、めでたし、めでたし? 、っでいいのかなぁ?
えー、察しの良い方はお分かりかと思いますが、三度目の登山に行ってきました。
今回は八ヶ岳山系で一番高い「赤岳」です。
標高2,899.17m。
美濃戸口を6時頃スタート。
途中行者小屋で休憩を取り、お地蔵さん方面より山頂を目指しました。
帰路は中岳方面より行者小屋経由の美濃戸口。
時間にして凡そ9時間(休憩含む)の行程でした。
その他、説明はいりませんね。
下の写真をご覧あれ!
2011年09月24日 更新 | デイム あーち「遊び」